オミクロン株が世界に蔓延し始めた!日本経済への影響は如何に?
日本ではコロナ感染もさほどではなく、このまま沈静化してしまうんじゃないか?
と錯覚してしまいそうな2021.12.16日、イギリスでは新型コロナウイルスの1日の新規感染者が、過去最多の7万8610人となった。と報じています。
ですから一か月か一か月半ほどで、日本にもオミクロン株の猛威が訪れるのではないでしょうか?
さすがにこのまま、終わってしまうような楽観視は甘いでしょうねぇ。キット、イギリスの二の舞が訪れるんでしょうねぇ。
感染症の専門家の大方の見方では、このような感染が10年程は繰り返され、やがて普通の風邪になる。と云うのが一般的です。
とすれば、はやくこの感染症を第2類から外し、インフルエンザ相当の第5類へ付け替えるのが今じゃないかと思いますが、政府の重い腰はなかなか上がりませんね。
きつい第2類ですから、感染を疑い病院へ行っても保健所へ行けと言われ、治療もしてくれません。
そのせいで、このあいだ、自宅で息を引き取った50代の方がニュースになりましたが、これって変ですよね。
2020年初頭のコロナは正体不明の怪しげなウイルスでしたか、いまではよほどわかっていて、いまじゃお医者さんもフル装備じゃないです。
だったら一般病院でも受け入れて治療にあたったらずいぶん楽になると思いますがねぇ。
さていまや世界は、タイトルに掲げたオミクロン真っ盛りです。
世界の株式市場にもいかほどか動揺が見られます。
やっぱりこのコロナが普通の風邪にならない限り、浮かばれない業種の解消にはなりませんね。
旅行、観光、航空、船舶、鉄道、ホテル、レストラン、イベントなどなど来年も厳しいでしょう。
だけどそれらの業種がコロナ解消するまで持つんでしょうかねぇ。
コロナはワクチンや薬が全てですので、医療、製薬のメーカーは相当いいでしょう。
でも若者は感染しても軽症か無症状です。
これって薬なんて必要ないんじゃないかと思いますが、なぜかどの国の政府も若年層にまでワクチンを打とうとしています。
このへんがうさん臭いとは思いますが、まぁ、世界がそれで回っている以上嫌も応もないのでしょうねぇ。
しかし世界は混迷を深める中、今日の日経は好調なようです!
日経平均は大幅続伸、ファーストリテと東エレクが2銘柄で約138円分押し上げ
2021.16:26 配信
- Fリテイリ 68,970 +2,010
- 東エレク 63,280 +1,910
- アドテスト 10,590 +540
- テルモ 4,822 +174
- ダイキン工 27,000 +650
12月16日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり211銘柄、値下がり10銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。15日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、383ドル高となった。連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小(テーパリング)を加速することが決まり、来年の利上げ見通しについては従来の1回から3回に増えた。ただ、おおむね想定内と受け止められて買い優勢となった。
本日の日経平均はこうした流れを引き継いで408円高からスタートすると、朝方には29000円台を回復。その後売りが出て伸び悩む場面もあったが、引けにかけて強含み、この日の高値圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比606.60円高の29066.32円となった。
終値で29000円台に乗せるのは11月25日以来。
東証1部の売買高は10億5352万株、売買代金は2兆6517億円だった。
業種別では、海運業、精密機器、鉱業が上昇率上位で、その他も全般堅調。
パルプ・紙のみ小幅に下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は19%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約70円押し上げた。
同2位は東エレクとなり、アドバンテ、テルモ、ダイキン、ファナック、NTTデータなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは新生銀となり1銘柄で日経平均を約0.54円押し下げた。
イギリスの新規感染者、最多の7万8000人超 「記録更新が続く恐れ」と医療トップ
イギリスで15日、新型コロナウイルスの1日の新規感染者が過去最多の7万8610人となった。
これまでの最多は、ロックダウンが敷かれていた1月8日の6万8053人だった。
イングランドの主任医務官クリス・ウィッティー教授は記者会見で、最多記録が今後数週間で何度も更新される可能性があると警告した。
また、クリスマスにかけての人々の交わりについて、何が重要なのか優先順位をつけるべきだと付け加えた。
ウィッティー教授と共に記者会見に臨んだボリス・ジョンソン英首相は、誰もが新型ウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種を受けることが「絶対不可欠」だと述べた。
首相は、一部地域で感染者数が2倍に増えるのに2日かかっていないと警鐘を鳴らした。
さらに、「入院者数は全国で前週比10%、ロンドンでは約3分の1」増えているとした。
ウィッティー氏は、イギリスが「非常に急速に広まっているオミクロン変異株と、デルタ変異株による」2つの異なる感染拡大に直面していると指摘。
「今後数週間は感染率が上昇し続け、(1日当たりの感染者数の最多記録が)何度も更新されることになるだろう」とした。
年末年始の過ごし方
クリスマスや新年のパーティーへの参加について質問が及ぶと、ウィッティー氏は「会う必要のない人と一緒にならないでほしい」と述べた。
「医学学位を持っていない人も、この非常に感染力の強いウイルスに対処するうえで、それが賢明な行動であることは分かるはずだ」
新型ウイルスで重症化の恐れがある人を訪問する場合には、事前にウイルス検査を受け、可能であれば風通しのいい場所や屋外での面会を奨励するとした。
ジョンソン首相は、政府が集会を制限したり、パブやレストランを閉鎖するなどしてクリスマスイベントを中止する計画はないとしつつ、人との交流については慎重に検討するよう注意を促した。
「私は今年のクリスマスは昨年よりもずっと良くなると思っていると何度も言っている。その考えに変わりはない」
ウィッティー氏は、南アフリカでオミクロン株による入院数に減少がみられたとの報告については、「相当の注意」が必要だとした。
そして、オミクロン株が「極めて脅威的なペース」で広がっているため、英国民保健サービス(NHS)がひっ迫するかもしれないという非常に深刻な脅威にさらされているとした。
「私は、NHSが対処するオミクロン株の患者や、集中治療室に入る患者の数が増えることを恐れている」と、同氏は述べた。
「私の考えでは、クリスマスが終わって間もなく、どんな状況になるか明らかになり始めるだろう」
1日で約2万人増加
イギリスの前日14日の新規感染者数は5万9610人で、1日で2万人近く増えたことになる。入院者数は感染者が確認されてから約2週間遅れて増える傾向にある。
英政府は映画館など屋内の公共施設でのマスク着用や、大規模イベントでの接種証明の提示の義務化など、イングランドに新たな感染対策導入したばかり。
こうした中で感染者が急増した。
2020年1月31日から2021年12月15日までのイギリスの1日の新規感染者数の推移。実線は7日平均。
パンデミック開始直後の数カ月間はウイルス検査は限定的だった。
迅速な「ラテラルフロー」検査は2021年春に広く使用されるようになった。
出典:Gov.uk dashboard 12月15日時点
感染者数を考慮するとさらなる規制が必要なのではないかと質問されると、ジョンソン氏は政府が現在、正しいアプローチを取っていると答えた。
同氏は新たに導入したプランB(二次策)について、ブースター接種との「二重戦略」であり、ワクチンについては「1年前にはなかったツール」だと述べた。
イギリスは12日、オミクロン株の拡大を受け、来年1月末までに全成人に提供するとしていたブースター接種の提供を加速させると発表。
15日には65万6711回分の3回目の接種が行われた。
15日に確認された、陽性判明後28日以内の死者は165人だった。
イギリスの新型ウイルスワクチンのブースター接種状況と今後の見通し。
これまでに成人2407万5451人がブースター接種を受けた。オレンジ色は1日の平均接種数。
現在の平均45万2000回を維持できれば2022年2月3日までに成人の9割のブースター接種を終えることができる。
全ての12差以上に接種資格があるわけではない 出典:Gov.uk dashboard 12月14日時点
オミクロン株拡大に当局が懸念
イギリスでのオミクロン株の拡大をめぐっては、保健当局も懸念を示している。
英健康安全庁(UKHSA)のジェニー・ハリス長官は、オミクロン株は新型ウイルスのパンデミック開始以降「おそらく最も重大な脅威」だと警鐘を鳴らした。
NHSイングランドの責任者、アマンダ・プリッチャード氏は英下院の決算委員会で、「新型ウイルスワクチンを接種するという現在の国家的使命がなぜ正しいのかを、はっきり思い起こさせるもの」だと述べた。
スコットランド自治政府はクリスマスまでの期間について、人との交流は一度に3世帯までに制限するよう市民に求めている。
また、今後さらなる制限が必要になるおそれがあるともしている。
ウェールズも同様に、クリスマスにかけて追加措置を講じる可能性を排除していない。
北アイルランドの保健当局は増加する感染者に対処するため、再び制限措置を導入するかもしれないとしている。
(英語記事 New UK cases record as Whitty warns worse to come)
ロンドン、12月15日(ロイター)-ウォール街は水曜日に落ち着いたスタートを切り、投資家は連邦準備制度が40年近くの高インフレをどのように抑制し、金利の道筋を導くかを見守っていた。
アナリストによると、オミクロンは、新しいコロナウイルスの亜種の完全な影響はまだ不明であるため、方程式のワイルドカードのままです。
Nasdaq先物とS&P 500先物は横ばいで、米国の小売売上高データはオープン前に発表されました。
MSCIの世界株価指数は735ポイントで横ばいで、先月の生涯最高値を3%強下回りました。
1900 GMTに、FRBはパンデミック時代の債券購入の終了を早め、来年は40年近くの高値でのインフレに対する警戒として金利上昇への転換を示唆すると発表する予定です。
「タカ派の結果を強く支持するコンセンサスでFOMCの会議に参加したことを思い出せません」と、MUFGの調査責任者であるDerekHalpennyは顧客へのメモに書いています。
市場は、政策立案者が借入コストが進むと見ているFRBの「ドットプロット」で、2022年に少なくとも2回の利上げを見込んでいます。
ブルーベイ・アセット・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、デビッド・ライリーは、次のように述べています。
「しかし、COVIDがまだその長い影を落としているということは、商品とサービスの需要のリバランスに時間がかかる状況にあることを意味する可能性があります。
つまり、商品のインフレが続く可能性があります」とライリー氏は述べています。
米国の10年国債利回りは1.453%で、最近の1.693%の最高値を大きく下回っています。
投資家がFRBの引き締めを早期に開始すると、長期的にはインフレが鈍化するため、イールドカーブはフラット化傾向を続けました。
インフレも他の問題であり、英国の消費者物価上昇率は11月の10年以上で最高値の5.1%に急上昇し、木曜日のイングランド銀行の金利設定会議に先立つエコノミストのすべての予測を上回っています。
投資家は、BoEが金利を引き上げようとしているという賭けを大幅に増やしました。
「それはすべて連邦政府に注目しているが、英国のインフレデータはイングランド銀行にとって絶対的な惨事である。
すべての意図と目的にとって、金利を引き上げるべきであるが、問題はオミクロンとその周りの不確実性である」とチーフのマイケル・ヒューソンは述べた。 CMCマーケッツのマーケットアナリスト。
「FRBは今日の午後、どのようにメッセージを管理していますか?
あまりにもタカ派で、株価が下がる可能性がある」と述べた。
欧州中央銀行も木曜日に会合を開き、刺激策をもう1ノッチ戻すことが期待されていますが、驚くほど高いインフレは自然に緩和されるという長年の見解に固執し、来年に向けて豊富な支援を約束します。
ヨーロッパの600社のSTOXX指数は、471ポイントで0.45%上昇しました。
石油価格は僅かに下落
アジアの株式は軟調で、MSCIの日本以外のアジア太平洋株式の最も広い指数は遅い取引で0.54%緩和しました。
中国のブルーチップは、コロナウイルスの規制が11月の小売売上高に打撃を与えたため、0.9%減少しましたが、工業生産は改善しました。
短期金利の上昇の見通しは、特に金融政策が遅れると予想されるユーロと円に対して、米ドルを支えました。
単一通貨は1.1269ドルのままで、最近の1.1184ドルの谷からそれほど遠くありません。
ドルは113.70円で安定しており、113.95円で抵抗に近い。
ドル指数は96.484で堅調に推移し、ブルズは11月のピークである96.938を狙っています。
現金レートが上昇するリスクは、固定リターンを提供しない金にとって負担であり、1オンスあたり1,769ドルで取り残されました。
国際エネルギー機関(IEA)が、オミクロンコロナウイルスの亜種の蔓延が世界の燃料需要の回復に打撃を与えると述べた後、石油価格は下落しました。
ブレントは0.9%下落して1バレル73ドル、米国原油は1%下落して1バレル69.97ドルでした。
(SujataRaoとSaikatChatterjeeによる追加の報告。)