英国は労働党の圧勝、フランスの選挙での暴力、そして「空飛ぶ」カバ、今日の3つのニュース
イギリスでは労働党が圧勝!
何が起きたか?
労働党が総選挙で圧勝し、14年間続いた保守党政権の後に政権に返り咲いた。
集計はまだ続いているが、BBCの予測によると、キール・スターマー率いる同党は410議席を獲得する見込みで、保守党は144議席にまで減る見込み。
自由民主党は58議席、スコットランド国民党は8議席、改革UKは4議席、プライド・カムリは4議席、緑の党は2議席を獲得すると予想
悲惨な夜となったこの日、国防相のグラント・シャップス氏や下院議長のペニー・モーダント氏など、保守党幹部数名が議席を失った。
労働党が近代最大の過半数を獲得!
労働党が現代最大の過半数を獲得したことは「規模と重要性において非常に大きい」と、タイムズ紙のダニー・フィンケルスタイン氏は述べた。
しかし、選挙の夜は「前例のないもの」を提供しただけでなく、「政治史上最も古い物語の1つが繰り返された」のも見られた。
保守党は「選挙で必ず勝てる中道の立場を放棄した…それだけだ」。
テレグラフ紙のサム・アシュワース・ヘイズ記者は、リシ・スナック氏率いる保守党は「今回の選挙で負けるだけの価値はなかった。
壊滅させられてしかるべきだ」と述べた。党は今、「何のためにあるのか」を考えなければならないが、「14年間の失敗の後では『労働党ではない』ではダメだ」。
改革派UKの副党首デビッド・ブル氏は、現党首ナイジェル・ファラージ氏と前党首リチャード・タイス氏の当選を含めた同党の成功を「歴史的瞬間」と称賛した。
テレグラフ紙によると、党の成功はファラージ氏に議会での「橋頭保」を与え、「(改革派を)保守党に対抗する勢力として確立することを目指している」と同氏は述べた。
次は何だろう?
スターマー氏にとって、今後の道のりは容易ではないだろうとガーディアン紙のピッパ・クレラー記者は述べた。
前回選挙で勝利した労働党党首のトニー・ブレア氏とは異なり、スターマー氏は「脆弱な経済、逼迫した政府財政、気候危機、崩壊しつつある公共サービス」を引き継ぐことになる。
圧勝の後には「強硬な労働党」がやってくるとインディペンデント紙の編集委員会は述べた。スターマー氏の党は今、「国の再建」に「シンプルだが強力な」変革のスローガンを適用する必要がある。
暴力がフランスの重要な投票を台無しにする
日曜日の緊迫した議会選挙の決選投票を前に、フランスの候補者や活動家は身体的、言葉による攻撃の標的となっている。
何が起こったか?
ジェラール・ダルマナン内務大臣は、パリとその周辺地域に警官 5,000 人を配備し、「極右派と極左派が状況を利用して騒乱を起こさないようにする」と述べた。
選挙ポスターを掲示中に暴行を受けた政府報道官プリスカ・テヴノへの攻撃に関連して 4 人が逮捕された。
BBC によると、極右の国民連合 (RN) が初めて議会で過半数を獲得しようとしている「熱狂的な雰囲気を反映して」、他の選挙活動家もフランス全土で攻撃を受けている。
次は何が起こるのか?
エマニュエル・マクロン大統領の中道派グループと左派連合は、極右の勢力拡大を抑えるために 200 人以上の候補者を撤退させた。
ハリス・インタラクティブの世論調査によると、RNとその同盟は577議席のうち最大220議席を獲得する可能性があるが、次期政権を樹立するのに必要な絶対多数となる289議席には及ばない。
今日の自然物語
研究者らがカバが「空中を飛ぶ」ことを発見!
専門家らは、カバが飛べることを発見した。少なくとも一瞬は。
体重2トンのこの動物は怠け者という評判にもかかわらず、歩幅の15%も空中にいられることが判明した。
誰が何を言ったかデイリー・エクスプレス紙は、この新たな発見は、カバについて私たちが知っていると思っていたことを「すべて変える」ものだと伝えた。
IFLサイエンス紙は「誰も予想していなかった2024年のどんでん返し」だとし、デイリー・メール紙は、このニュースはカバが「頑固者ではない」ことを証明したと報じた。
研究の筆頭著者であるジョン・ハッチンソン教授は、研究チームは「カバが素早く動くときに空中に浮かぶ様子を見てうれしい驚きを覚えた。
本当に素晴らしい」と語った。次は何だろう?この発見は「大型動物であり、陸上で移動するとはどういうことかを理解する上で重要」だとハッチンソン教授は付け加えた。
この研究は、研究者らが「巨大恐竜にまで遡る大型陸生動物の移動の進化をつなぎ合わせる」のにも役立っているとガーディアン紙は伝えた。