南極の氷の下には隠された風景がある。気候変動は時間の経過とともにそれを明らかにするかもしれない。
南極の地図。
デヴィカ・ラオ著
東南極氷床は堅固な地形を覆っている。
氷の下には隠された風景がある。
気候変動は時間の経過とともにそれを明らかにするかもしれない。
ネイチャー・コミュニケーションズ誌に掲載された新しい研究によると、南極の氷の下には「何百万年も氷に覆われていたにも関わらず」保存されてきた「改変されていない」景観が存在するという。
東南極氷床(EAIS)は12,000平方マイルに及び、その表面の下には「古代の川によって刻まれた丘と谷の風景」が凍っているとAFP通信は報じた。
「それは未発見の風景であり、誰も目にしたことがありません」とダラム大学の氷河学者であり、研究の筆頭著者であるスチュワート・ジェイミソンは述べた。
「興味深いのは、それが目に見える場所に隠れていることです。」
ジェイミソン氏によると、科学者らは、この地域の既存の衛星画像と、飛行機が頭上を飛行して地上に電波を送信するラジオエコー測深と呼ばれる技術を使用して「谷と尾根を追跡」することによってこの地域を発見したと述べた。氷を使ってエコーを分析します。
「目に見えないところに隠された古代の風景のこの発見と他の発見を考慮すると、EAISの地下にはまだ発見されていない同様の古代の風景が他にも存在するだろうと我々は提案する」と研究は述べている。
研究者らによると、気候変動によりEAICはゆっくりと溶けており、最終的には1400万年から3400万年の間その下に埋もれていた地形が明らかになる可能性があるという。
ABCニュースの報道によると、専門家らは、氷で凍る前、この土地は「現在の南アメリカ南部に似た気候」であり、ヤシの木やその他の熱帯植物の痕跡があったと主張している。
「私たちは東南極よりも月のことをよく理解している」と南極の氷の融解の専門家であるタスマニア大学の極地科学者マット・キング氏は昨年述べた。
「したがって、この地域から生じるであろう気候リスクについてはまだ完全には理解していません。」