セルフレジで「うっかり万引き」増加?
セルフレジで「うっかり万引き」増加?コンビニの最新防犯、カギはハイテク&声かけにあり2/28(土) 9:15配信 FNNプライムオンライン
セルフレジを悪用した万引き被害が増加傾向にあるという。全国万引犯罪防止機構の調査によると、「セルフレジ導入によって万引き被害が増えた」と答えた店は25%にのぼる。
一方で、買い物に「セルフレジを使う」人は増え続けている。最近の調査によると、「セルフレジ派」が47.4%と半数近く、「有人レジ派」37.4%を上回った。「どちらも同じぐらい利用する」15.2%を考えると、セルフレジの利用は半数を超えたといえよう。(*StorePro「有人レジとセルフレジの心理・行動」に関する調査より)(途中略)
人手不足もあってセルフレジ化を進めざるを得ない側面もあるコンビニだが、万引きなどの防犯対策はどうなっているのか。
「コンビニ各社にとって“セルフレジの万引き対策”は早急に対策すべき大きな課題となっています」と話す、流通アナリストでコンビニ業界に精通する渡辺広明氏に詳しく聞いた。
セルフレジ化が進む一方で新たな問題が…
【流通アナリスト・渡辺広明 氏】
1月からミニストップで『アプリで年齢認証が可能となるサービス』の実験が始まりました。これにより、セルフレジの課題だった『酒・たばこ』の購入がスピーディにできるようになり、ますますセルフレジ化が進むと思われます。(以下略)
セルフレジ化が進む一方で新たな問題が…
最近あちこちの店舗で導入しているセルフレジは、コスト削減を目的とした最近の傾向だが、多くの成功事例では「人件費が10~30%程度減る」レベルだと言う。
ここで一発「じゃ外国人導入なんてしなくていいじゃね?」と突っ込みを入れたいところだが、ここではあえてそれは言わないことにする。
セルフレジは、初期投資や万引きロスをを相殺しても「トータルでコスト削減になっている店が多い」というから、これからもどんどん増えて来ると思うよね。
大手POS記事や業界解説では、「セルフレジ導入により、レジ業務の担当スタッフを1人削減できれば、年間で人件費が100万円前後削減できるケースがある」という試算が出ている。
えっ!?人件費100万円って計算が合わないってか?
そうだよね、パートさんが時給1,000で、1日8時間×週5日×52週(約2,080時間)で計算すると、
年間約200万円になっちゃうよね。
で、なぜ「100万円前後」と言われるのかつうと、小規模店やセミセルフレジでは、「1人分を完全にゼロにする」というより「シフトを1人減らす」「サポート業務に振り替える」ことが常態化ているからです。
例:月20万円×12ヶ月=240万円のスタッフを1人減らせば240万円削減だが、実際は繁忙期対応などで「100~200万円の純粋削減」になる、というニュアンスです。
で、本題の万引きに話を戻すと、では一体どれくらいの被害が出ているのかということです。
日本全体で「何倍になった」といった公式な一本の統計はないが、断片的なデータから「セルフレジ導入店のうち、被害が増えたと感じている店がかなりある」「セルフレジ関連窃盗は二桁%単位で増えている」ことはほぼ確実なそうな。
全国万引犯罪防止機構の調査
セルフレジを導入した店舗のうち「セルフレジ導入によって万引き被害が増えた」と答えた店が約25%(4店に1店)逆に言うと、「変わらない・減った」という店もあるものの、一定数は「増えた」と明言しています。
警視庁(東京都内)のまとめ
2023年、都内で確認されたセルフレジ関連の窃盗事案は、前年より約25%増加。 これは「セルフレジ絡み」で摘発された件数ベースなので、うっかりも含めた“実態”はもっと多い可能性があります。
商品ロス(スキャン漏れ等)ベースの話
小売店の調査では、セルフレジを導入している店舗で、商品全体の約4%が万引きや不正で失われているというデータもあります。
コンビニ・ミニスーパーで約2.2%、スーパーで約0.9%が万引き・不正によるロスという報告もあり、セルフレジ導入後にロス増加を訴えるチェーンも出ています。
「うっかり万引き」の位置づけ
セルフレジでは「通したつもりのスキャン漏れ」など、操作ミスによる“うっかり”が増えていると指摘されています。
法的には「うっかり通し忘れ」それ自体は故意がないので窃盗罪は成立しないが、気づいていながら申告せず持ち帰ると、故意とみなされる可能性が高くなります。
海外のデータ(参考)
海外の調査では、セルフレジ利用者の約20%前後が「一度はセルフレジで盗ったことがある」と回答した例があり、セルフレジでの万引き率が約1%前後に達するとの報告もあります。
従来レジと比べると、セルフレジは万引き・不正による「シュリンク」(在庫ロス)が最大4倍程度になるという分析もあります。
内部不正(うち引き)
コンビニなどの従業員による内部不正(うち引き)は、外部の万引き被害に比べると検挙件数は少ないものの、業界内で「無視できない問題」として認識されています。
被害の規模感
コンビニ全体の万引き被害は年間数千億円規模と推定されますが、うち従業員絡みの被害割合は公的統計で明確に分離されていません。
業界関係者の話では、コンビニ1店舗あたり年間の万引きロスが40~50万円程度とされ、その一部(10~20%程度)が従業員によるものとみられるケースが散見されます。
福岡県警などの地域データでも、コンビニ強盗・窃盗の多くは外部犯ですが、内部犯行は「現金持ち逃げ」や「商品持ち出し」が主で、全国的に数百件レベルの検挙実績です。
比較:外部 vs 内部
| 種類 | 被害割合の目安 | 主な手口 |
|---|---|---|
| 外部万引き | 80~90% | 商品隠し、セルフレジ漏れ |
| 従業員うち引き | 10~20% | レジ操作不正、商品私的流用 |
内部被害は「発覚しにくい」ため、実態はもっと多い可能性がありますが、コンビニ大手はカメラ監視やシフト管理で抑え込んでいます。
全体として「多い」とまでは言えず、外部被害の補完的な問題です。
まとめ
「セルフレジがある店の4店に1店が『万引き被害が増えた』と答えている」
「東京都内のセルフレジ関連窃盗は1年で約25%増」
「商品ロスベースで見ると、セルフレジ導入店では1~数%台のロスが万引き・不正とされ、その一部はスキャン漏れ(うっかり+故意)とみられる」
数字としては「25%増」「4店に1店が被害増」といったレベルで、体感的にも「確かに増えた」と言える状況になっている、というのが現状に近いです。






















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