H3ロケット打ち上げ失敗原因はコストカットか?
ContentsH3ロケット8号機打ち上げ失敗、衛星搭載の台座内部に剥離か…飛行中に破壊進む
読売新聞
昨年12月に打ち上げに失敗した主力ロケット「H3」8号機について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、人工衛星を搭載していた台座内部に製造工程で生じた 剥離(はくり) があったことで、飛行中に破壊が進んだ結果、ロケットの推力低下につながった可能性があることを明らかにした。今後、台座の製造状況などを検証していく。
同日開催された文部科学省の専門家会合で報告した。8号機は打ち上げ3分45秒後に火薬部品を起爆させて、ロケット先端部に搭載していた衛星の保護カバーを切り離しており、その前後のデータを解析した。その結果、起爆から約0・06秒以内に衛星を載せていた台座上部が破壊され、その後にロケットの機体と台座が複数回にわたって衝突していた可能性が高いことが分かった。
台座上部は、四つのパーツを組み立て、接着して製造している。製造済みの複数の台座を確認したところ、台座内部で2種類のパネルの間が一部で剥離していたことが新たに分かった。8号機については、記録が残っていないため剥離していたか不明だが、台座上部の破壊が起きた原因となった可能性があるという。
コストカットは安全性に反比例する?
コストカット50%
H3計画は部品共通化、非宇宙用部品90%採用、LE-9エンジン簡素化などでH-IIAの打ち上げコスト(約90-100億円)を約50億円(最小構成時)に抑える設計を目指している。
総開発費は約2197億円で、量産化によりさらに低減が見込でいるとされる。
H3ロケットの打ち上げ成功率は、2026年2月時点で約70-80%程度と推定されている。
成功率75%
試験1号機(2023年3月)失敗、8号機(2025年12月)失敗を含む計8回打ち上げ中、成功が6回となっている。
失敗2回、成功8回で約25%失敗、累積成功率約75%とお寒い状態だ。
世界のトップレベルの打ち上げ成功率は?
| ロケット | 成功率 | 備考 |
|---|---|---|
| Soyuz-2 | 94-95.1% | ロシア主力、1880回超実績 |
| Ariane 5 | 95.7% | 欧州117回、引退済み |
| Proton-M | 90.1% | ロシア中型、425回実績 |
| Long March 3B | 95.3% | 中国GTO特化、85回 |
打ち上げ費用ランキング
世界トップレベルの衛星打ち上げ費用を全て円換算(1ドル=151円レート)でまとめました。
ランキング(安い順、1回打ち上げ費用)
| 順位 | ロケット | 費用(約) | 軌道能力(LEO) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Electron | 11億円 | 0.3t | 小型衛星専用 |
| 2 | H3 (JAXA) | 50億円 | 6.5t (GTO) | 中型、低コスト目標 |
| 3 | LVM-3 (ISRO) | 91億円 | 10t | インド主力 |
| 4 | Falcon 9 | 101億円 | 22.8t | 再利用で実質低減 |
| 5 | Long March 2/3 | 106億円 | 8-14t | 中国量産 |
信頼性の推移
初期2失敗後、連続成功で信頼性向上。JAXA目標95%以上に対し現在75-80%水準で、9号機以降の検証で改善見込み。 H-IIAの98%に迫るには追加実績が相当必要となってくる。
H3ロケットの累積成功率を現在の約75%(8回中6成功、仮定)から95%程度まで引き上げるには、単純に連続60回程度失敗無しで成功させなければならない。
これは年に7回程度打ち上げるとして8.5年掛かる。
ただ心配されるのは50%のコストカットで、どこまで安全性が保てるかが課題だ。
わたしにはそこのところが甚だ疑問だが、日本の威信をかけてどうかクリアしていただきたい。






















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