出前館のこの2年ほどの株価の推移を見ていると、このビジネスモデルが何時まで持つか?って心配になります。
出前館(フーデリ)に未来はありますか?
株式市場では高市人気と相まって株価も高騰、史上最高値の爆上げでバブル的様相を呈しています。
ところが出前館の株価は、低調この上ない!いったいどうしてなんだろ?
出前館のここ10年の株価の値動きを見ると「何だこれは?末期的だな」と感じてもおかしくない駄々下がりです。
けれど株価がついている以上、市場に受け入れられていることは確かだから、
制度的な意味での詐欺というより「厳しい業績と期待剥落を株価が素直に織り込んでいる」という見方が実態に近いかもですね。
経済音痴のわたしの個人的見解で言えば、そもそもフーデリ自体がビジネスにはなりずらいということです。
飲食業の倒産が過去30年で最多というのも頷けますよね。出前館などフーデリの源泉が縮小しているのです。
縮小業態に未来はない!というのが私の結論であります。
能書きはこの辺にして、では、出前館の株価の動きを見てみましょう。
直近半年の株価の動き
出前館(2484)は、直近6か月でおおむね4割前後下落しており、2025年初来でも4〜5割近いマイナスという統計が出ています。
5年前の高値 4,200円近辺からみると、現在水準は10分の1以下で、長期投資家から見ると「延々と溶け続けている」チャートになっています。
業績とビジネスの現状
2025年8月期の通期決算では、売上高は約397億円と前年から減収で、最終損失は約50億円と赤字が拡大しています。
直近の四半期決算でも、売上はある程度ある一方で、営業損益・最終損益は依然としてマイナスで、黒字化の道筋は明確とは言いにくい内容です。
また出前館の過去10年(2016/8〜2025/8期)の純利益は、黒字期から2020年以降の大型赤字が続き、直近も改善途上で累積赤字が膨張しています。
出前館の純利益推移(単位:百万円)
| 期間 | 当期純利益(百万円) |
| 2016/8 | 347 |
| 2017/8 | 432 |
| 2018/8 | 558 |
| 2019/8 | -104 |
| 2020/8 | -4,112 |
| 2021/8 | -21,869 |
| 2022/8 | -36,218 |
| 2023/8 | -12,154 |
| 2024/8 | -3,705 |
| 2025/8 | -4,971 |
推移の特徴
黒字ピークは2018年の558百万円ですが、2020年以降コロナ特需後の成長鈍化・競争激化で赤字転落、2022年に過去最大の36,218百万円損失を計上。
直近2025年は売上21%減の39,721百万円に対し純損失4,971百万円と赤字縮小も、黒字化は未達です。
この長期赤字が株価低迷の核心で、配達単価高めでも会社全体の収益力が課題です。
なぜ出前館の業態が「詐欺みたい」に見えるのか?
コロナ禍の巣ごもり需要期に高成長期待が先行し株価が急騰したものの、その後、競争激化と需要の平常化で成長ストーリーが崩れ、バリュエーションがひたすら修正されている形です。
赤字が長引く中で増資や投資負担が続き、「将来の大成長」を信じて入った投資家側からすると、結果的に高値づかみになり「やられた」と感じやすい構図になっています。
実務的にどう捉えるか?
法的な意味での詐欺・粉飾のような報道は現時点では確認されていないが、「見通しの甘い成長株に、マーケット全体が高値で群がった典型例」と判断するのが妥当です。
これから出前館の未来に希望はあるのでしょうか?それは甚だ疑問であります。
それでも出前館の株に色気がおありなら
- 競争環境(Uber Eats、menu等)
- 資本政策と資本の希薄化リスク
を冷静にチェックしたうえで、「短期の値ごろ感」ではなく「事業が本当に立ち直るか」を軸に判断した方が安全です。

出前館とライバル社の配達員単価
単価比較(2025-2026年実勢)
| サービス | 基本単価 | 平均単価(ブースト込) | 平均時給 |
| 出前館 | 400円 | 650円前後 | 1,438円 |
| Uber Eats | 320円 | 450-592円 | 1,351円 |
| Wolt | 約300円 | 500-610円 | 1,334円 |
| menu | 約300円 | 500-577円 | 1,324円 |
これを見て勘違いしてはいけないことは、時給×稼働時間ではないということです。
だって暇な待ち時間も結構ありますから、例えば一日当たり2万円を稼ぐことはまれでしょう。
それも夜遅く10時過ぎまで頑張っての結果です。
出前館は基本報酬が全国一律400円でトップクラス、ブースト効果で実質高単価をキープしています。
しかしこれは配達員をつなぎとめるためであり、経営的には赤字を膨らませる大要素でもあるのです。
他社はそれを見越してか、案件数で勝負する分、1件あたりは出前館より安く設定しています。
前感は高単価ゆえ効率稼働が可能ですが、案件数がUberほど多くなくその辺が鍵です。
フーデリに未来はあるか?
わたしの素人判断の結論を言えば、出前館のフーデリ経営はビジネスとして今後継続できるか?ですが、それはなはだ疑問に映ります。
それは前述した通り、飲食店はこの30年で最悪の倒産数を記録しているからです。
飲食店が廃業し数が減れば、出前館のビジネス対象が少なくなります、つまり発展しない。
ただしフーデリ以外にほかの業態をかましたりすれば、デリバリのビジネスモデルも存続する可能性は残ります。
出前館は赤字続きで、資本を食いつぶしている感があります。
今後資金不足になった時、伝家の宝刀「増資」ができるかどうかもはてなマークがつきます。






















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