「ニルス嵐の爪痕」ガロンヌ川の歴史的水害、赤色警報延長中
死者2人、避難2000人超、ワイン産地被害拡大!これは気候変動か?堤防強化をのぞむ。
事の起こり
フランス2で報じられた洪水被害は、冬型低気圧「ニルス」によるもので、主に2月11日から16日頃に南西部(ジロンド県など)で発生した。
洪水は2026年2月11日頃から始まり、ピークは14-17日で、ガロンヌ川の氾濫が深刻化。
ランゴワラン(Langoiran)やトンヌエンなどの町で町の一部が浸水した。
冬期とはいえ、数ヶ月にわたる連続降雨で土壌が飽和状態となり、ニルスの豪雨(24時間で200mm超)と強風(150km/h)が河川氾濫を引き起こした。
冬の異常気象として珍しくはないが、記録的な土壌湿潤度が要因だ。
被害状況は、死者2人(ランド県とタルヌ=エ=ガロンヌ県)、負傷者26人以上、避難者数千人。
家屋・車両水没、道路・橋崩壊、学校閉鎖、列車停止が発生。停電は最大90万世帯で発生するも、多くが復旧済みである。
フランス南西部ジロンド県の洪水時(2月14-17日頃)の、気温は日中11-15℃、夜間4-8℃前後で小雨が続き、肌寒い状況だった。
水温(ガロンヌ川)は冬期平均で約8℃(最低5℃、最高11℃)と推定され、浸水者は厳しい寒冷環境に置かれた。
ガロンヌ川
ガロンヌ川は、スペインのピレネー山脈(アラン谷)に源流を持ち、フランス南西部を北へ約647km流れる主要河川だ。
トゥールーズ、アジャン、ボルドーなどを経て、ボルドー近郊でドルドーニュ川と合流しジロンド川となる。
スペイン・フランス国境から始まり、オート=ガロンヌ県、ロット=エ=ガロンヌ県、ジロンド県を主に流れ、大西洋へ注いでいる。
今回の洪水はジロンド県(ボルドー周辺)のランゴワランやサント・クロワ・デュ・モン付近で深刻だった。

地図上では、フランス南西部のピレネー山脈東部から北上し、トゥールーズを縦断、ボルドーで右に曲がり大西洋へ。
ボルドー以西はジロンド河口湾として広がっている。
ガロンヌ川の洪水で決壊や深刻な水溢れが報告された主な場所は、フランス南西部のジロンド県(Gironde)とロット=エ=ガロンヌ県(Lot-et-Garonne)だ。
主な被害地点
ランゴワラン(Langoiran): ジロンド県の町で、ガロンヌ川が氾濫し町の一部が浸水。家屋・車両が水没し、橋が閉鎖された。
ラ・レオル(La Réole): 水位が9.5mに達し、堤防決壊の危機。住宅街が完全に水没し、1.3m以上の浸水確認。
マルマンド(Marmande): ロット=エ=ガロンヌ県で大規模氾濫、住民孤立とボート救助が発生。
これらはガロンヌ川中流域で、土壌飽和とニルス嵐の豪雨が原因で赤色警報(最高レベル)が継続。堤防の一部損傷も報告されてる。
冬季の洪水は稀か?
ガロンヌ川流域での2月のような冬季洪水は、フランス南西部では珍しいことではない。
こうした冬季洪水は少なくとも19世紀後半から記録され、20世紀中盤(1950-70年代)には低気圧接近による複数事例が確認されている。
2022年のラ・レオル大洪水も同様で、気候変動以前の自然気象現象が主因だ。
これまでも冬期(11-3月)に低気圧や連続雨による氾濫が複数回記録されており、2022年にもラ・レオルで同様の記録的洪水が発生。
過去数十年で5-10年に1度の頻度で赤色警報が出ている。
発生理由は、地中海性気候で秋冬に集中降雨が多く、ピレネー山脈からの融雪や土壌飽和が加わると決壊リスクが高まるため。
ニルスのような嵐は冬型気圧配置での典型型だ。
気候変動説がささやかれるが、たしかに近年(2000年以降)は、豪雨強度が増し頻度がやや上昇傾向だが、根本は地形・土壌飽和によるものだ。
各報道が温暖化を「気候変動の要因」として扱う傾向があるのは近年の趨勢と言って良い。
現在の状況
2月18日現在、フランス南西部のガロンヌ川洪水はピークを過ぎつつありますが、水は完全に引いておらず、高止まり状態が続いている。
最新の緒情報では、ジロンド県のランゴワランやラ・レオルでは、2月17日時点で赤色警報(最高レベル)が継続中。
水位は徐々に低下傾向ですが、追加降雨と大潮の影響で再上昇の恐れがあり、当局は避難指示を維持している。
復旧の見通しについては、停電は大部分復旧しましたが、道路・橋の閉鎖や浸水家屋の片付けが課題である。
18日夕方(日本時間)時点で完全な水退きには数日を要する見込みだ。






















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