「感嘆してしまうクルマ」レクサスLC500コンバーチブル、米誌「比類なきデザイン」と評価。
米誌によるレクサスの評価
レクサスのフラグシップ・クーペ「LC500」に昨夏、コンバーチブルモデルが設定された。LC500で培った知見を余すところなく投入し、感性に呼びかけるような走行性能を引き出したモデルだ。
しばし遅れること今夏、アメリカでも販売が始まっている。
◆数字よりも感性に訴える
レクサス LC500 コンバーチブルは、数字よりも感性で語るクルマだ。スペックをざっと概観すると、V8 5.0リットル直噴エンジン搭載のFR方式、最大出力は478ps、最大トルクは540Nmとなり、高い水準を達成している。
しかし、米モーター・トレンド誌(9月10日)はこうしたスペックよりもむしろ、心に訴える部分の大きなクルマだと評価している。
日本車の最高峰レクサス
日本車は壊れないが代名詞でしたが、高級車になるとやはりベンツやフェラーリ、BMWなどが上位に来ていました。この高級車亜市場へ殴り込みをかけたのがレクサスですが、漸く高級車も世界のトップに肩を並べられるところま追いついてきましたね。
レクサスは、フラッグシップクーペ「LC」をベースとしたオープンモデルで2020年6月18日に新設定、同年7月15日に販売を開始しました。LCシリーズの統一感を保ちながら、専用パッケージングにより個性が引き立つエクステリアを目指したレクサスの最上級オープントップモデル。
エクステリアはルーフが開いても閉じていても美しいシルエットを目指し、ルーフオープン時はソフトトップが完全に格納される自動開閉式のトノカバー付きフォールディング機構を採用しています。
車両重量の軽量化にも貢献する電動ソフトトップは吸音材を組み合わせた4層構造とし、骨格と素材の張り具合を徹底的に検証しており、ルーフクローズ時にはクーペのようなルーフラインにこだわってデザインされている。
ルーフの開閉時間は15秒とし、速さだけではなく、動き出しと動き終わりには適度な「タメ」を持たせながら、リズムよく繋いで優雅で自然な動きを実現したといいます。開閉作動中はマルチインフォメーションディスプレイにルーフの動きをグラフィックで表示することで、作動状況がひと目でわかるようにしました。ルーフは約50km/h以下の走行時でも開閉することが可能。
「サンドベージュ」、「ブラック」の2色をルーフカラーとして設定し、11色のボディカラー、「オーカー」、「フレアレッド」、「ブラック」のインテリアカラーで44通りのコーディネートが可能となっています。
インテリアはシート肩口のキルティングや穴径の異なる3種類のパーフォレーション加工によるグラデーションの表現。ヘッドレスト後部のLマークのエンボスなどがコンバーチブルの特徴となる。オープンドライブ時の快適性にも配慮し、エアコン、シートヒーター、ネックヒーター、ステアリングヒーターを自動制御。オープン時の不快な風の流れを抑制する透過性のあるウインドディフレクターも設定されています。
パワーユニットはクーペのLC500と共通の5.0リッターV8エンジンに10速ATの組み合わせ。静粛性を追求すると同時にエモーショナルなエンジンサウンドを楽しめるように音響シミュレーションを用いて吸音/遮音を適切に行い、さらにアクティブノイズコントロール(ANC)を採用して不快な低周波ノイズを低減しています。
ボディはブレースの配置や形状に徹底的にこだわり、軽量かつ高剛性なアルミダイキャストをリヤサスペンションタワーブレースや床下ブレースの結合部に採用。マグネシウムやアルミニウムの軽量素材の最適配置によって高剛性と軽量化を両立。リヤには「パフォーマンスダンパー」を採用することで乗り心地と運動性能の両立化も図られました。
またLC500コンバーチブルの新設定に合わせて青の洞窟をモチーフに内外装色をコーディネートした特別仕様車「LC500コンバーチブル“ストラクチュラルブルー”」を設定。
専用外板色ストラクチュラルブルーに専用内装色ライムストーンを組み合わせた。60台の限定で発売し、そのうち40台はオーナー向けの先行商談を開始しており、20台を一般向けの抽選販売分としてWeb上での商談公募が行われています。(2020年時点)
気になる価格は1470万円~1995万円となっています。