職業の選択と転職前に考えておきたいこと

少年よ大志を抱け
少年よ大志を抱けはクラーク博士の言葉ですが、少年時代は誰でも大きな夢を描いています。
彼らが夢に描いた職業は様々ですが、私たち大人もこれを見たら、誰もが少年時代を懐かしみ思い出すのではないでしょうか。
しかしあの若き時代、夢に描いた職業に携わることができたものが、いったい何人いるのでしょうか?
もしかしたらおそらく一人もいないのかもしれません。
この中の職業は、なりたくても才能が必要であったり、肉体的に無理だったり、スキルがとても追いつかなかったりと、障壁は限りなく、おそらく富士山よりも高い職業もあります。
職業とはわたしたちが社会生活を続け、この世に生まれてきた使命があるとするならば、それを果たすのに絶対に必要なものです。
仕事につかないで家族を形成し、あるいは社会に貢献することは不可能な社会が近代社会です。
働かざる者食うべからずは真理です。仕事とはそういうものです。
職業に貴賤はありません。どんな仕事でも、他人に迷惑をかけず、社会に役立っていればそれは素晴らしい仕事です。
なので、なりたかった仕事に付けなくても、それは人それぞれの条件であり、悲しむべきものではありません。
今、目の前にあるやるべき仕事を一生懸命やる。そうすれば未来は開ける、わたしは何時もそう思うのです。
中学生のなりたい職業人気ランキング
(2021年11月1日~11月30日)(資料:株式会社トップアスリート)
※本ランキングは、期間内のアクセス数・ユーザ数等を元に順位付けしています。
※カッコ内は前回順位
1位(1) 外交官 | 51位(67) CGクリエーター |
2位(2) ユーチューバー | 52位(40) PA[音響] |
3位(3) プロスポーツ選手 | 53位(47) 弁護士 |
4位(4) 医師 | 54位(72) 犬の訓練士 |
5位(5) イラストレーター | 55位(62) ブリーダー |
6位(8) 獣医師 | 56位(37) アナウンサー |
7位(11) ゲームクリエイター | 57位(53) 政治家 |
8位(7) 美容師 | 58位(76) インダストリアルデザイナー |
9位(10) 宇宙飛行士 | 59位(86) スポーツ用品メーカーで働く |
10位(6) 警察官 | 60位(54) ホテルで働く |
11位(9) 声優 | 61位(75) 税理士 |
12位(12) 保育士 | 62位(55) 芸能マネージャー |
13位(21) 水族館の飼育係 | 63位(48) メイクアップアーティスト |
14位(20) アニメーター | 64位(84) 舞台俳優 |
15位(16) 看護師 | 65位(85) ペットショップスタッフ |
16位(18) ファッションデザイナー | 66位(65) 絵本作家 |
17位(13) 公務員[一般行政職] | 67位(66) 作曲家 |
18位(17) 薬剤師 | 68位(59) 胚培養士 (エンブリオロジスト) |
19位(15) 漫画家 | 69位(83) プラネタリウムで働く |
20位(14) 編集者 | 70位(68) スポーツトレーナー |
21位(19) パティシエ | 71位(81) 裁判官 |
22位(22) 建築家 | 72位(90) ミュージシャン |
23位(36) 歌手 | 73位(69) クワガタ養殖 |
24位(31) ゲームプログラマー | 74位(77) 農業 |
25位(33) 金融業界で働く | 75位(63) カイロプラクター |
26位(50) 通訳 | 76位(51) 自然観察指導員 |
27位(46) NASAで働く | 77位(64) 建設コンサルタント |
28位(45) 動物園の飼育係 | 78位(97) パークレンジャー |
29位(28) 作家 | 79位(98) 消防官 |
30位(30) 大工 | 80位(73) エンジニア |
31位(44) シェフ | 81位(82) ネイルアーティスト |
32位(25) 陸上自衛隊 | 82位(29) ナニー |
33位(23) ホームドクター | 83位(74) 日本料理人 |
34位(56) 監督・コーチ | 84位(92) ソーシャルワーカー・ケースワーカー |
35位(39) トリマー | 85位(87) 傭兵(ようへい) |
36位(49) 精神科医 | 86位(80) スタイリスト |
37位(24) 中学校・高校教師 | 87位(93) インテリアデザイナー |
38位(32) 小学校教師 | 88位(100) テレビディレクター |
39位(26) 司書 | 89位(79) スクールカウンセラー |
40位(58) 画家 | 90位(42) ホスト |
41位(27) コレペティトゥア | 91位(78) 理学療法士 |
42位(61) 助産師 | 92位(89) グラフィックデザイナー |
43位(35) プログラマー | 93位(71) ファッションモデル |
44位(38) フラワーデザイナー | 94位(91) 化学系研究・技術者 |
45位(34) 臨床心理士 | 95位(95) 気象予報士 |
46位(43) カメラマン | 96位(57) 彫金師 |
47位(52) パン職人 | 97位(88) テレビ業界で働く |
48位(70) ツアーコンダクター | 98位(96) 映画監督 |
49位(41) ミキサー | 99位(99) 留学コーディネーター |
50位(60) 学芸員 | 100位(128) 自動車整備士 |
さぁ如何だったでしょうか?
これをご覧になったあなたは、少年時代に夢見た仕事についていますか?
しかし仕事は一生を通して同じ仕事をやる人もいれば、何らかの都合で転職を繰り返す人もいます。
しかしいずれにしても、何らかの仕事をしなければこの社会では生きては行けません。
わたしは常々思っているのですが、やりたい職業に付ける人はそう多くはいません。
なので、たとえ気に入らない仕事に就いたとしても、今眼の前のやるべきことを誠一杯やって努力すること、そうすれば必ず未来は開かれる、そう思っています。
年齢層別、希望する職業とは?
- 20代 若いので幅が広いです。公務員 や事務職が人気
- 30~40代 「手に職」をつけたい「医師、消防士、弁護士、税理士、会計士、美容師、理容師、調理師など」
- 40代 今まで培われたスキルを活かしたい
何回もの転職で失敗したり成功したりしますが、どうしてもしたくない仕事ならば無理やりやることはないですね。
仕事はその気さえあれば結構探せるものです。
ようは気概です。転職=成功へのスッテプと捉えることです。
そういう意味では転職は難しくとらえられがちですが、けっこうシンプルです。
しかしそこには連綿として、年齢が関わることは覚悟してくさいね。
35歳を過ぎると本当はそれまでに一生の仕事を定めておくと良いでしょう。
孔子の言葉に、三十にして立つ、四十にして惑わず、 五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。とあります。
先ず的を得た格言と云えましょう。
転職したい理由
- もっと稼ぎたい
- 安定して働きたい
- ◯◯の仕事をしたい
- 手に職をつけたい
- やりがいをもちたい
- プライベートと仕事を両立したい
- 気の合うチームで働きたい
- 若くても実力で評価されたい
- 尊敬する人のもとで働きたい
- お客様の役に立ちたい
- もっと成長したい
なぜ当社を選んだの?と聞かれ、よどみなく答られるか?
転職したい理由を明確にしておくと、面接でそのまま使えメリットが生じます。
なぜうちの会社じゃなきゃダメなんですか?
他の会社じゃダメなんですか?と面接官に突っ込まれたとき、ブレずに答えられれば安心できます。
例えばこんな感じです。
「わたしが御社に応募した理由は、前職で身につけたスキルをさらに伸ばすことです。
◯◯のスキルに関しては、御社が業界トップクラスなので、御社じゃなきゃダメなんです。」こういう具合です、
しかし下記のようなネガティブな理由はおすすめしません。
- とにかく楽に稼ぎたい
- 休みが多い会社がいい
- 残業が少ない会社がいい
これらを口にしてしまうと、それだけで、間違いなく就職は遠のきます。
「御社を志望する理由は、仕事がラクそうだからです。」
って言ったら不採用なのは100%でしょう!
やっぱりここは「御社を志望する理由は、さらに成長したいからです。」
と行きたいですね。
会社側からのアプローチが強すぎる場合は要注意!
- うちはもっと給料だすよ
- うちの社員たちはみんな仲がいいよ
- うちは休暇制度が多いよ
しっかりした決意がないと、こういう誘いにうかうかのってしまい、本来の目的からそれていることも往々にして多いもとです。
ですから会社側からのアプローチが強すぎる場合は要注意ですね。
求人案内に偽りありの場合が多いです。
なんで転職したいのか?その理由を辞める前に振り返ってみましょう!
まずなんで転職したくなったのか振り返ることは重要です。
転職することが悪いわけでも良いわけではありません。
ようはそのときTPOがかなっているかいないかです。
年齢はその最も重要な要素です。
(が、近頃は、早期退職者募集や、リストラ、最悪の場合倒産などで転職を余儀なくされる場合も多いです。この場合は好むと好まざるですから前に進むしかありません)
その他の場合については、たしかに転職によってスキルが上がり、収入も上がって四方丸く収まる場合もあるでしょう。
しかし続けられるものなら続けた方が良い場合も多いのです。
年功序列が無くなって実力主義なんて言いますが、年功だって立派な貢献です。
年功を考慮している企業だってジッサイは多くあります。
そこのところをはき違えたらいけませんね。
ですから止める前にはじっくり自分の心に尋ねるのです。
まずはきっかけを振り返りましょう。もしかしたら些細なことで辞めたいと考えているのかもしれません。
突然辞めたある女性の実例
わたしの経験ですが、これ女性に多いのですが、高給で雇われているのに,辞めるという女性がいました。一度きりではありません。数回あります。
「なんで?」と聞いても理由をはっきり云いません。
わたしもそれ以上尋ねませんでしたが、彼女に彼女が耐えられないほどの何らかの事態が降りかかったと後で知りました。
ですが、わたしは、それくらいなことが我慢出来なかったのか?と不思議な気がしたものです。
事実は、プライドを傷つけられたとかそういう類です。
そのことを彼女自身が受け止められなかったこということです。
男のわたしから見たら些細なことです。女性は感情で動き、男性は勘定で動くことをわたしは学びました。
しかし職場は生き物です。平穏無事ばかりではありません。
むしろ波風が立つのが社会です。
ときには考えもしない、理不尽な災厄があなたの身の上に降り注ぐことだってあります。
そのことにいちいち大きく反応していては大事をなすことは出来ません。
時には耐え忍ぶことも必要なのです。
その中で人は成長できるというものです。
わたしはこう思いなます。身体に危害が及ばない限りは、どんな事態も一応は受け止めてみるべきです。
受け止めきれないから「辞める」という結論になってしまうのを、いったん横に於いて引き受けることです。
そうすれば時が解決してくれることが結構多いものです。
辞めなくて済めばキャリアが切れることなく続いてゆき、それがあなたの財産になります。
- 上司が嫌いになったから・・・何で嫌いになったのか?
- 給料が安いと思ったから・・・よそでは一杯貰えるのか?
- なんかつまんないから・・・面白い仕事ってあるの?
こういうQ&Aをあなた自身の中でしてみることです。
その結果どうしても辞めたい、という結論に達したら、その時こそ全身全霊を傾けて挑戦しましょう!
まとめ
仕事とは一生を通して続けられたら、それにこしたことはありません。
とかく他所の畑は良く見えるものです。
そして転職を繰り返してばかりいては、スキルも上がりませんし、社会的信用も付きません。
給料だって何時だって初任給です。この世は忍土と云います。
耐え忍ぶことの方が多い世界です。
その中で生きてゆくためには忍耐が必要です。
どんな試練が降りかかっても忍辱する心が大事です。
止まない雨はありません。時が過ぎれば嵐は過ぎ去り青空が広がるでしょう。